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"ラム"とは?

さとうきびの絞り汁を煮詰めて、砂糖を結晶させたあとの糖蜜を原料に、発酵・蒸溜・熟成を経て造られるスピリッツ。

都会的で洗練された酒として親しまれているが、かつては荒々しい海の男の匂いが特徴の酒だった。 ラムが生まれたのは、世界一のサトウキビ生産地、カリブ海に浮かぶ西インド諸島。17世紀初め、15世紀の大航海時代にヨーロッパ原産のサトウキビが西インド諸島にもたらされ、その後、移住したイギリス人が豊富なサトウキビに目をつけ、蒸溜酒として誕生させたとも、16世紀、スペインの探検家が生み出したとも言われている。

18世紀に入ると、航海技術の進歩とヨーロッパ各国の植民地政策によってラムは世界をめぐった。スチーブンソンの小説「宝島」にも出てくるように、海の男たちに愛飲され、特にイギリス海軍指定の酒となった。

ラムの消費は第二次世界大戦をきっかけに急激に伸びる。アメリカではそれまでロンドンドライ・ジンを使ってカクテルを造っていたが、アメリカ人の甘味好みから、代わってラムを使用するようになり、1970年代以降、不動の地位を確立した。日本に輸入されたのは明治4年である。

ラムにはバカルディなどの大メーカーが造る工業生産ラムと、ラム・アグリコール(Rum Agricole)と呼ばれる農業生産ラムがあり、特に、ラム・アグリコールは19世紀後半以降、ラム・ブームの牽引車となっている。ラムは発酵法や蒸溜法の違いで、ライトタイプ、ミディアムタイプ、ヘビータイプの3つの風味に分類される。

ライトラムは連続蒸溜器で蒸溜し、内面を焦がしていないオーク樽で貯蔵、炭などの層を通してろ過される。柔らかな風味とデリケートな味が特徴。プエルトリカンラム、キューバラムが有名。カクテルのベースとして好まれている。

ミディアムラムは蒸溜して樽貯蔵されたものだが、蒸溜には単式蒸溜器のものや、連続式蒸溜器で造られるものとのブレンドなどがある。

ヘビーラムは自然発酵ののち、単式蒸溜される。独特の香りをさらに強めるため、アカシアの樹液やパイナップルの絞り汁を加えることもある。内面を焦がしたオーク樽やバーボンの空き樽で数年熟成させると色・コクの強い、風味豊かな濃い褐色のラムに仕上がる。ジャマイカラムが有名。また色による分類では淡色、無色のホワイトラム、濃い褐色のダークラム、中間的な色のゴールドラムの3つに分けられる。色濃くなるほど味も濃厚になる。

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